いびがわマラソン リタイアしました [日々のトレーニング記録]
早朝4時に家を出て、白子でひろさんを拾い、東員町でRAXさんの車に乗り換えて、いびがわ入りしたのは6時半。こんなに早く来ている人はあまりいないだろうと思ったが、揖斐川町はすでに賑わいを見せ始めていた。
去年と違い、駐車場からのシャトルバスから降りてすぐのところが、受付になっていた。さすがに参加者1万人のマンモス大会となっただけあって、運営のやり方も研究しているみたいだ。
いつものように文化会館の2階に陣地を取り、他のメンバーを待つ。フルに今回参加するのは権太坂さん、ぐりとぐらさん、ひろさん、じんさん、RAXさん、そして僕の6名。さとりんさんは去年撃沈したハーフにリベンジである。
僕は体調は万全。足首の不安はあるが、なんとかいけるかな~という感じ。
スタートは今回から、ナンバーカードごとのブロック制となっていたが、規制する係員もなく、全く無意味。ナンバーカード混在のまま、スタート。スターターは去年に引き続き、高橋尚子、Qちゃんである。スターターで高いところに登っていても、去年感じたきらきらした輝きは失われていなかった。
今回のレースプランは5kmまではウォームアップ。それから調子がよければ徐々にあげて、うまくいけばキロ5分で走りきるというもの。いびがわでは2年連続して前半の突っ込みすぎで後半足がなくなり、塗炭の苦しみだった。今年は、十分に走りこみをしているので、最後まで足がもつ自信がある。それを形にしたかったのだが…
スタートしてからしばらくは渋滞。ここで焦らず、徐々に徐々にといい聞かせて、できるだけリラックスして走る。1kmの通過は、スタートロスを含めてちょうど6分。体感より意外に早い。2kmの通過は5分20秒ぐらいで行こうと思っていたが、意外にも4分46秒を刻む。レースの興奮でスピードが出すぎているかもしれないと思い、心持スピードを落とす。そして給水。暑くなることを見越して、ちょっとづつ、早めに給水をしていこうと考えていたので、コップをとって、ちょっとだけ口に含む。
3km過ぎぐらいでたかさんが追いついてくる。たかさんは、サブ4を目指しての挑戦だ。でも、練習量や内容からみて、3時間45分は十分に切れると僕は思っていた。そのたかさんが、最初からよいペースである。しばらく話をしながら並走する。
沿道では子どもたちの応援がすごい。今日はレースを楽しもうという気持があったので、子どもたちとハイタッチしていく。その分、ペースは落ちるが、それでちょうどよいぐらいか。3kmはラップを取り忘れて、4kmのラップが9分33秒。落としたつもりでいて、ペースはほとんど落ちていない。
たかさんと前になったり、後ろになったりの並走が続き、5kmのラップは4分57秒、6kmは4分50秒、7kmは4分58秒と、ペースも落ち着いてきた。このままできるだけリラックスして、足を使わずに、と心がけながら走る。ここからは登りがちょっとづつ入ってくる。 登りでは、みんなのペースが落ちるので、頑張らなくてもどんどん抜くことができる。下りはスピードを上げすぎないように気をつける。どちらかといえば休憩するような感じ。
8kmはラップを取り忘れて、9km地点で9分33秒。10kmは4分48秒。まだまだ十分に余裕がある。このまま余裕を保ち続けて、30kmぐらいまではいきたいなと思っていた矢先、ちょっと足首に違和感が。あれっと思って、しばらく走り続けると、下り坂でズキっという痛みを右足首の内側に感じた。一歩ごとにズキズキくるので、ここで走りをストップ。
三回目のいびがわは、10.8km地点でジ・エンド。
応援している地元のおばさんやおじさんたちのところまで戻ると、おじさんの1人が「嫁さんが待ってるんか?」とからかうようにきいてくる。「いやあ、足を怪我してリタイアです」と答えると、「そうか、無理せんほうがいいわな。残念やけど、その方がええわ」と言ってくれた。しばらくそこに混じって応援する。一緒に応援していたおばさんが、あそこのお寺の人が走っているんやけど、どうやって見つけようか、と声をかけてくる。なんだか、リタイヤして、いびがわの人たちと心温まるひと時を過ごせた。
ずっと応援していると、僕の姿をみて、「あれ、どうしたの?」と声をかけてくれる人もいれば、声援を送っても真剣そのものでひたすら走っている人もいる。たかさんは僕のすぐ後にいた。やっぱりしっかりついてきている。頼もしい。そして権太坂さん、ぐりとぐらさん、じんさんは抑えて走っているみたいだ。ひろさんもそのすぐ後。そして、しばらくしてから、I川さんも走ってきた。鈴鹿の和料理処のマスターだが、初フルに参戦である。
全員が通り過ぎた後、救護車が迎えにきてくれた、途中でバスに乗り換えてスタート地点へ。陣地に戻ると、応援にきていたあっきーさんに会った。経過を説明する。
しばらくして、ハーフのベストを更新したさとりんさんがやってきた。三人で、ゴール地点に向かい、みんなの応援をすることに。
まずやってきたのは、権太坂さん
前半より後半のタイムの方がよいという見事な走り。そして、二週連続フルマラソンのじんさん。
次のぐりとぐらさんは見逃してしまった(ごめんさない!)のだが、すぐにたかさんが。
素晴らしい走りで目標達成!
しばらくしてRAXさん
前半は僕の前をかっとんで行ってしまったので、あのままだったらすごい記録になると思ったが、やはり手術からまだ日が浅く、走りきれただけでも素晴らしい。さすがベテランである。
そして、昨年の記録を50分更新してサブ4のひろさん
声をかけたのだが、もう少しで3時間50分が切れると必死で走っていたらしく、写真もピンボケしてしまったが、とりあえず記念の一枚!
ラン後は、池田温泉で汗を流し、乾杯!
鈴鹿に戻って、I川さんの店でひろさんと一緒に二次会。マラソン談義に花が咲きました。I川さんはなんとか5時間以内で完走したものの、来年はサブ4を達成すると高らかに宣言!
料理もお酒も美味しかったです。さわらのあぶりが特にうまかったなあ~。
脚お大事にしてください。
やめる勇気はなかなか出来ないものですが、
良い判断だったのでは無いでしょうか。
レースはまだまだありますし。
by sally (2009-11-10 11:14)
お疲れ様でした。
途中棄権を決めるのは、とんでもない決断が要るのですよね。
いっぺんに、あれこれグルグル考えなきゃいけないって、
う~…それを想像するだけでしんどいです。
足、のんびり&早く(変な日本語ですみません)治して防府に臨んでくださいね。
by ぶらんぼう (2009-11-10 11:46)
>sallyさん
完走したときには「よくやるねえ」と言ってくれたりした人が、怪我だから途中でやめたといったら、「よく決断できたね」とほめてくれました(笑)
このレースが今年最後だったりしたらおそらく走っていたと思いますが…
次のレースに向けて頑張りたいです。
>ぶらんぼうさん
何か、今回はとてもシンプルだったんです。痛みがでてきたらやめようというのは前もって決めていましたから。
今まで散々故障状態で走って、いいことないということはわかっていたので、さすがに学習したのでしょう(笑)
これからの練習内容が、微妙で難しいんですが。
by hoyohoyo (2009-11-10 16:38)
お疲れさまでした。おかしいと思ったら無理せず、勇気を持って棄権することも大事ですね。僕も年内に予定していた大会は伊勢を除いて全て棄権して、無理せず、脚を作り直す予定です。
脚はその後どうですか。とにかくお大事にしてください。
by あかつきの普通電車 (2009-11-10 19:39)
>あかつきの普通電車さん
はじめからおかしいのを承知で走っていましたが、10kmまでは本当に全くどこもおかしくなかったので、急にきてびっくりしました。
走ろうと思えば足を引きずってでも走れたかもしれませんが、今シーズンのよい流れをここで断ち切りたくないという思いが強かったのだと思います。
あかつきさんもリハビリですね。作り直しても、前よりも強くなっていけばいいんですもんね!
by hoyohoyo (2009-11-10 23:07)
お久しぶりです。
リタイヤは残念でしたが、勇気ある決断されましたね。
これが35km地点とかではなく、10kmだったのもよかったんじゃないでしょうか?
あと少し、と思うとやっぱり無理をしてしまって傷口を大きくしたかもしれませんからね。
レースシーズンはまだまだこれからですから、次は体調も脚のほうも万全の状態で臨めるよう、今は無理せず調子を整えてくださいね。
また良い記録を出されるのを楽しみにブログ読ませていただきます。
by みき (2009-11-11 00:34)
>みきさん
お久しぶりですね。
みきさんのブログも読ませていただいています。
確かに35km地点だったら最後まで走っていたかもしれません。
不幸中の幸いかもしれませんね。
今は、心置きなく走れる状況をつくっていこうと思います。
by hoyohoyo (2009-11-11 08:52)
コメント遅れました!
繰り返しになりますが、いびがわでは引っ張って頂き、ありがとうございました!
おぉ!噂の証拠写真ですね(笑)こうして見ると余裕がある感じがしますが、もう、精神的にギリギリの状態でした。
撮影、ありがとうございます!画像、コピーさせて貰いますね。
さわらのあぶりか~、美味そうですね~。
by たか (2009-11-13 01:10)
>たかさん
最後までしっかり走っていましたよ! 精神的にはギリギリでも、鍛えた足は残っていたのでしょう。
もし鈴鹿で打ち上げというときはぜひご案内します。魚も美味しいし、野菜も炊いたのが美味しいし、日本酒も秀逸です。
by hoyohoyo (2009-11-13 16:59)