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2013別府大分マラソン 完走記(3) [マラソン完走記など]

25kmを過ぎて、ここからの5kmは、このところのマラソンでは必ず最速で走っている区間だ。調子が良ければ、ここから徐々に気持ちよくスピードアップをして、30kmからは全開で勝負をかけるのだが、いかんせん、今日は自信がない。

だから、ギアを切り替えることなく、調子がよくなった分だけ少しペースが上がるという感じ。

相変わらず、前を走るランナーに追いつき、どんどん抜くという展開には変わりはないが、「気持ちよく抜きまくる」とまではいかないのがとても残念なところ。

体と相談しながら、いつギアチェンジするか、考えている。

すると、右手の競技場の方から花火と爆竹の音。時計を見ると、2時間7分台。優勝は誰だろうか?ふと考える。

しばらくすると、優勝者は川内選手というアナウンスが聞こえてきた。タイムは、わからない。でも、きっといい記録に違いない。世界選手権だな。すごい。

しかし、こちらにはそんな感慨に浸っている余裕はない。

両足の小指は変わりばんこに痛い。なぜこんなに痛いんだろうか。後で考えてみると、踵が完治していないのでそこに補強をした分、そのしわ寄せが小指に来たのだとしか考えられない。実際、爪が圧迫されて腫れている感じだった。もう一錠残ったロキソニンをいつ飲むか、考える。

右の股関節も相変わらず不安な状況。スピードを上げたらバラバラになりそうな感じ。

まだギアを切り替えることは出来ない。このまま30kmまで維持だ。 

大分市を東に向かって走っていると、多少向かい風を感じるようになってきた。橋の上のアップダウンが何箇所か。アップダウンは問題なくクリア。まだ余力はある。足は残っている。

30kmの通過は、2時間25分31秒。25km~30kmのラップは24分9秒。終盤抑えた分、ペースはあがりきってこない。

いくつか橋を越え、ようやく右へ折れる。ここから、また大分市街に戻っていく。おかげで風も感じなくなった。道が狭くなった分、応援がより身近に感じられる。

バニーさんが「いい調子!」と応援してくれる。 

35kmになったら、ギアを切り替えることが出来るだろうか。体の具合を考えると無理かな。あと何キロだったら、全開でももつだろうか。

そうこうしているうちに、35km。2時間49分55秒。30km~35kmのラップは24分24秒。

再び大通りに戻る。あと7㎞。

不思議なもので、淡々とラップを刻んでいると、1kmが長いという感覚がさほどない。きつい終盤になると、1kmがとてつもなく長く感じることがあるが、今回は、同じ時間で、順序良く次が来るという感覚。37km手前の登りはさすがに少しペースが落ちる。それを取り返すのは、なかなか難しい距離になってきた。

維持がやっとの状態。これはペースアップなどとんでもない。

39kmでまた逆向きに走る。幸い、向かい風はまだ感じない。

40km。3時間14分46秒。35km~40kmのラップは坂で手こずった分、25分台かな~と思うが、24分51秒とまだ24分台。

あと2km。ここで、さすがにギアチェンジ。あとわずかだ。去年は悦びに満ちて走ったこの最後の道を、今年も元気に走ろう!

応援する声に応える余裕は今年はない。だが、なんとかペースアップする。周りもペースアップしているので、ごぼう抜きというわけにはいかないが、それでも、かなりの人数のランナーをここでパス。

左へ曲がり、競技場へ向かう。

競技場の手前にまたバニーさん、いったい何人いるんだろう(笑) 

競技場に入ってトラックを一周弱。スプリントには自信がある。思い切り駆け抜ける。

時計は、3時間24分を回った。なんとか25分は切れるかな?

最後の死力を尽くしてゴール!

3時間24分51秒。最後の2.195kmは、キロ4分36秒ペース。

ああ、25分切れたなあ。これが今日の精いっぱいだった。

やはりフルマラソンは難しい。

(終わり) 


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